OW備忘録

Overwatchの戦略など、思い付いたことを書き残しています。

新環境戦術考察

どうも、五十鈴エルフです。

前回の今注目してる現環境の強ヒーローに続いて、今回はパッチ後の編成や戦術について考えてみましょう。おそらくパッチ後多くプレイしている方は感覚的にそうだろうなと感じているとは思いますが、改めてここで書かせていただきます。

 

<新環境戦術考察>

まず、現環境を一言で表現すれば「対空メタ」です。

なんとなく格ゲーの用語っぽいですが、敢えて言うならこういう言い方になると思います。前環境はタンクを中心に耐久力と瞬間火力によるプロレスのような戦闘、対地vs対地の戦闘が行われてきました。実はそれを可能にしていたキーが今回ナーフされたD.Vaの万能性でした。高所処理よし、対空よし、対地よし、耐久力よし、ultカウンターよし、イニシエートよし。この滅茶苦茶な性能により、一人何役もこなし、前面の圧力を支えていました。それが使いづらくなったため、今までD.Vaが担っていた役割を対空ヒーローで分割する必要性が出てきたのが現環境です。

まず、現環境の特徴として高所が鬼強いです。というのも、D.Vaが対応できないのもありますが、ロードホッグのフックによる確殺が取りやすくなったのと、そのロードホッグに対応するための高所へアクセスしやすいヒーローは軒並みワンチャンで倒されてしまうときているので、これを放置することは危険です。ソルジャーも前環境に続いて危険な高所火力ですね。これを受けて、それを崩す側としてはどのように対応すればよいか、ですが、やはり対空要素を増員する他ありません。例えば、ファラ+ゲンジの2枚体制にするとか、全員で突っ込むとか・・・。これらをふまえるとバランス編成はメインタンク・対地flex・高所処理flex・対空DPS・サポート2の形になると思います。ラインハルト・ロードホッグ・ファラ・ゲンジ・・・それっぽくないですか?

なぜここまで対空を推しているかというと、身も蓋もない言い方ですが単純に対空が強いからです。そもそも、対地vs対空だと基本的に対空の方が強いです。対地→対空の対処の難しさと対空→対地の対処の難しさでは圧倒的に前者が勝ります。回復はなしにして半分になったロードホッグとファラではどちらが勝つかというと、多分大体ファラが勝つんじゃないかなと思います。D.Vaがいたときはそうでもなくて、D.Vaの鬼削りで圧力掛けたりもできたんですよね。ただし、対空ヒーローには弱点があって、ワンパン大火力に弱いです。マクリーのフラバンファニングとかが分かりやすい例ですね。ファラvsファラで直撃食らったときとかもかなり影響が大きいですね。ただ、もし対空vs対空で競り勝って体力半分でも残した状態もしくはヒールパック等で回復した状態で残りの手負いの敵対地ヒーローと戦ったら・・・そこは戦場ではなく狩り場です。先に対空ヒーローが消えた方が競り負ける、というのが今の集団戦の特徴の一つじゃないかなと思います。

それでは、3タンクはもう無理なのかといわれるとそれはNOだと思います。実際、JCG Master Winter優勝のSunSister Arancioneはパッチ後のオフライン決勝でもタンキーな編成を多用していました。3タンク自体に問題があるのではなく、どうやって高所・対空を処理するかという点が課題になります。特に重要だと感じているのがファラ対策です。3タンク編成ではどうしても対空flexが出しづらくなります。戦力たり得るタンクの中心がラインハルト・ザリア・ロードホッグなので、これで固定すると対空が1枠しかなくなってしまいます。また、致命的なことにバレッジがよく刺さります。ほぼ唯一バレッジに対して有効な防衛手段だったD.Vaのディフェンスマトリックスがないからです。今は倒して対処するしかないんですよね。では、どうするかというと、変えざるを得ないほどに圧力をかける、もしくはタンク枠から高所対応を出す・・・といったところでしょうか。前者であればソルジャーからマクリーやファラに変えて、抑える力から殺傷力にシフトさせるという案があります。DPSはソルジャーの方が出ても、継続してヒットするわけではないので、実際の殺傷力としては対空ヒーローに対してはマクリーが上です。これで圧力をかけてやれば「これはたまったもんじゃない」と変えてくれるかもしれません。後者の案では、D.Vaもしくはウィンストンの投入が考えられます。ソルジャーは高所対応のタンクの手伝いをしつつファラを見ることになりますが、それでも負担はかなり減るはずです。

ざっと現環境について見てきましたが、上手い対空は大事にしろということです。対空しっかりしないと、どれだけハンドスキルで勝ってても押し込まれるケースが多いので注意しましょう。

雑な考察でしたがとりあえず以上です。質問・ご意見あったら遠慮なくどうぞ・・・。