OW備忘録

Overwatchの戦略など、思い付いたことを書き残しています。

ultエコノミー理論

どうも、五十鈴エルフです。

今回は世界で最も力のある理論といっても過言ではない「ultエコノミー」について考えていこうと思います。正直、自分の解釈が正しいのかどうかはわかりませんが、おそらくこういうことじゃないかなと考えてみました。

 

<ultエコノミー理論>

今回考えていくのはultエコノミーについてです。ultエコノミーといえば今や名実ともに世界一のチームであるLunatic Haiの戦術を語る上で離せない考え方です。Lunatic Haiは統計的にも非常にultの効率がよく、また相手に多くのultを吐かせるのが上手いといわれており、その根幹をなしているのがこの理論です。

さて、まずultエコノミーとはどういうことか、から見ていきましょう。そもそもultエコノミーとは「ultのコストや効果、チャージ速度などを考えてultを計画的に使っていくこと」ということだそうです。economyといえば「節約」という意味になるため消極的に捉えそうになるかもしれませんが、節約するためには「計画的に使う」ことが大事なので、ここを勘違いしないようには気を付けましょう。

オーバーウォッチにはキャラ毎に様々な種類のultがありますが、それぞれ効果が違うだけでなくどれくらいの早さでチャージできるかも違ってきます。例えば、早いultでいえばシンメトラのテレポーター/シールドジェネレーターやトレーサーのパルスボムは特にチャージが早いultです。一方で、ルシオのサウンドバリアやザリアのグラビトンサージ、D.Vaの自爆などはなかなかたまりづらいultです。もちろんエイム力や立ち回りなどプレイヤーの技術で幾らでも早くなったり、さらに遅くなったり前後することはありますが、トレーサーとルシオを比べてみるとultをためる労力には大きな差があります。ここではチャージが速いultを「軽いult」、遅いultを「重いult」というように表現しようと思います。ultエコノミーではこの重さのギャップをアドバンテージに変えていくことを目指します。参考までに、大まかにultのチャージ速度をランク分けしてみました。

S

シンメトラ トレーサー

A

マーシー ソンブラ  ジャンクラット

B

アナ ゲンジ ラインハルト ウィンストン ロードホッグ ファラ

C

ソルジャー76 マクリー リーパー ザリア D.Va 

D

ゼニヤッタ ルシオ

正直、わからん!っていうキャラは省きました。ultコストとどれだけダメージや回復に貢献しやすいかを総合して考えてみました。

さて、それではどのようにして重さの違いをアドバンテージに変えるのでしょうか。例を見て考えてみましょう。敵ソルジャーがタクティカルバイザーを使って味方ソルジャーを倒した瞬間に味方トレーサーが敵ソルジャーをパルスボムで倒したとしましょう。状況としては敵味方双方がultを一つずつ消費して互いのソルジャーを落としたというもので同じです。しかし、状況をさらに掘り下げてみると違いが見えてきます。タクティカルバイザーはランクC、ソルジャー自身の火力が高いのでそこそこのチャージ速度はありますが早い方とはいえません。それに対してパルスボムはチャージ速度はトップレベルに早く、肉薄しなければ火力が出ずらいとはいえトレーサー自身もオーバーウォッチ内トップレベルのDPSの持ち主です。総合的にもパルスボムの方が早くultがたまるはずです。つまり、今その瞬間は全く同じ「敵味方ソルジャー落ち」だったとしても、その後2エンゲージほどした後の対面では味方はult持ちソルジャートレーサー、敵はult持ちトレーサーult無しソルジャーとなっている可能性があります。いうまでもなくこれは大きなアドバンテージですよね。ここでAlwaysoov氏のインタビューにあった「竜撃剣が失敗したのではなく、相手にultを使わせた」というような発言を振り返ってみましょう。心頭滅却やサウンドバリアはultに対するカウンターとして非常に有効なuktですがその重さもトップクラスです。ダメージ以外にも回復でチャージが可能であるという要因はありますが、それでもその労力は大きいです。このような重いultをそこそこたまりの早いBランクのultで引き出せる上に、オマケでゲンジを倒すために例えばタクティカルバイザーなんて使ってくれたらものすごい儲けですよね。そういうことを言っているんだと思います。

ということで、じゃあどうしたらいいんだ!ということについては触れないでおきます。正直自分でもまだまだ勉強中なので・・・笑

今回は以上です。ありがとうございました。