OW備忘録

Overwatchの戦略など、思い付いたことを書き残しています。

ダイブ編成論:二つの原則

どうも、五十鈴エルフです。

前回の記事で言っていた大会は0-2から2-2まで食い下がりましたが、5本目で3-4で負けてしまいました・・・。最近ライン編成の調子が良かったのでライン編成を出してたのですが、3本目からダイブに変えたら大当たり、クランメンバー全員これまで練習で散々怒鳴りつけてきたことを完璧にこなしてくれて決勝戦に相応しいGGになったんじゃないかと思います。

ということで、今回はダイブ編成について自分の考えを紹介していこうと思います。

 

<ダイブ編成論:二つの原則>

最近のオーバーウォッチの流行といえばもちろんダイブ編成!ですよね。NAはRogueに代表されるトレーサー・ゲンジ・ソルジャーの3枚を組み込んだダイブ編成や、少し前ではCounter Logic Gaming、最近ではYIKES!がよく使っているウィンストン・D.Va・トレーサー・ファラ・ルシオマーシーのダイブ編成も強力ですし、韓国はAPEXではKongdoo PantheraによるDreamHack Winterが懐かしいトレーサー・ゲンジ・ウィドウメイカーの3DPSダイブがコントロールで大暴れしました。大会での実績はいくつかあげられてはいましたが、大勢としてはしばらく3タンク編成の陰に隠れていたダイブ編成ですが、ウィンストンの大幅なバフによりダイブ編成の選択肢が大きく広がり様々な編成が実戦レベルに押し上げられたように思われます。さて、今回はそんな今ノリにノッているダイブ編成の戦い方について考えていきたいと思います。

ダイブ編成とはもはや今さら言うまでもありませんが、ウィンストンやD.Va、トレーサー、ゲンジといった敵陣に突っ込むアビリティを持っているキャラを中心に構成します。盾割り合戦などを一切拒否してウィンストンなどが突っ込んだ隙にトレーサー・ゲンジなどが突っ込んで乱戦に持ち込み、持ち前の素早さでかく乱しつつキルを取っていくというような編成です。機動力が高い代わりにタンクもDPSも打たれ弱いことが多く、甘えた動きが許されないのが特徴であり、同時に面白さでもあります。

それでは表題にある原則について考えていきましょう。自分はクランでダイブ編成を出すことに決めてからNA・EUの大会でダイブ編成の戦い方を研究しました。その中から幾つか紹介しようと思います。「そんなこと当然でしょw」と思われるかもしれませんが、ここは形にすることが大事!と自分に言い聞かせて書かせていただきます!笑

 

【先制攻撃の原則】

ダイブ編成はトレーサーの高い瞬間火力にゲンジの高い拾い性能、避けづらいウィンストンの攻撃に加えてゼニヤッタによる不和で火力としては十分にあります。ただし、弱点がとにかく打たれ弱いことです。ウィンストンは体力が600ですがアーマーがないのでロードホッグなどの散弾系に絡まれればひとたまりもありませんし、ゲンジもスピードと木の葉返しがあるとはいえ体力は200ですし、メイン火力のトレーサーに至っては150です。相手に先に仕掛けられては非常に厳しい展開になることが考えられます。そこで常に先手を打つことを意識しましょう。こちらから飛び込め、という意味でないので勘違いしないでください。先に攻撃を与えるのがこちら側であれ、という意味です。まず、先制攻撃した場合どのような利点があるかというと、身も蓋もない言い方ですが先に攻撃できます。馬鹿にしてるわけじゃないんですよ・・・。ダイブ編成は打たれ弱いため、6対6で長期戦になると基本的に不利です。戦闘エリアを設定しておいてそこに踏み込んできたら早めに倒したい敵を倒して数的有利を作り、押し込んでいきたいところです。先ほどちらっと書いた「こちらから飛び込めという意味ではない」という点ですが、これはマップや相手の編成によることです。例えばダイブvsダイブのとき、ウィンストンが真っ先に飛び込んで行くと、味方敵ウィンストン味方ウィンストンという形で分断されることがあり、敢えて待つという選択肢を取ることがあります。Rogue vs Kongdoo PantheraのOasis Universityでの初当たりではどちらも一向に飛び込まずひたすらにらみ合いを続けていたシーンがあったと思います。待つという駆け引きをしていたんですね。

 

【多対一の原則】

もうすでに何度も書いているように、ダイブ編成の弱点はその打たれ弱さです。そんな打たれ弱いダイブ編成で恐ろしいことが事故死です。どれだけ警戒しててもターゲットに張り付いてる途中に視界の外から思いがけずヘリックスロケットが飛んできたりするかもしれません。「ええい、ままよ!」と投げたフックがたまたま張り付いていたトレーサーに当たるかもしれません。たとえそれが1割の確率だったとしてもその被害は大きいです。一人がフリーになるとその一人が火力を出してしまいます。一人でも火力を出されるとダイブ編成のような脆い編成ではどうすることもできません。そこで意識していきたいのが多対一の原則です。この原則のもとでは1対1は基本的に下策です。この原則では最低でも2対1の形を常に作り続けることでそれぞれのターゲットを確実にかつ高速で仕留めることを是としています。例えば、ゲンジのターゲットはソルジャーですが、ここで1対1に持っていくと、さすがのゲンジでもたまに負けてしまいます。そこで、ウィンストンをお供につけます。ウィンストンゲンジでセットになってアタックすれば100回戦っても100回勝てるはずです。安全かつ高速、そのままこのセットで次のターゲット、次のターゲットと進めていくことでかなり安全にキルを取っていけます。参考までに、自分のクランでのウィンストン・トレーサー・ゲンジ・ソルジャー・ルシオゼニヤッタの編成のときの初期ターゲットは「ゴリゲンはソルジャー、トレゼニホッグ、ソルはタンク中心に狙える奴」や「ゴリゲンはソルジャー、ソルゼニでファラ、トレルシでホッグ」というような指示を飛ばしていたような気がします。

 

今回は以上です。

次回もダイブ編成について引き続き書きますのでまた見てあげてください。ありがとうございました。