OW備忘録

Overwatchの戦略など、思い付いたことを書き残しています。

1サポートダイブ研究

どうも、五十鈴エルフです。

さて、“たまにクレイジーなことを言うエルフ”と評判の自分ですが、今回は今までのそれを超えてぶっ飛んだ記事になるかもしれません。名付けて1サポートダイブ研究!今回はルシオ1サポートのダイブ編成について考えていこうと思います。

 

<1サポートダイブ研究>

突然ですが、皆さんのオーバーウォッチライフは平穏ですか?何?トロール?野良フルオフェンス?タンクなし?ハンゾーメイン?それはそれは・・・ご愁傷さまです。さて、今回の記事はそんな感じの話になりそうです。まず初めに断っておきたいのは、今回紹介するのはどんどん使うべきとかじゃなくて、とてもじゃないがチームでしかできないほど尖ってるけど使いどころを間違えなければ強いだろう、というものであるということです。野良でしようとしたら即晒されても文句は言えないので控えましょう。

ということで、前置きはここまでとして本題です。今回考えるのは1サポートダイブです。聞くだけでも頭が痛くなるワードですね。1サポート。まずサポート選出の歴史から振り返ってみましょう。オーバーウォッチで「メタ」というものが初めに認識されたのは「ダイブメタ」ではないでしょうか。日本でも初期のJCGを見ていると猛威を振るっていたのはファラマーシーコンビにゲンジを合わせたダイブ編成やトレーサー・リーパーをDPSに置いたダイブ編成だったように見えます。このときのサポートは言うまでもなくルシオマーシーです。ゼニヤッタはほぼ戦力外のヘルス150でしたしアナはいませんからね。一択です。では、なぜ2ヒーラーが必要となるかというと、当時のバランスの問題もありますが、今のようなオールイン型でなかったことに起因すると思われます。オールイン型のダイブでないと必然的にエンゲージに時間がかかります。このときヒールが少ないと困る原因が敵のソルジャーやマクリー、ファラなどの遠距離からダメージを出すタイプのキャラの攻撃です。これで当たるまでに削られてしまうといざ乱戦となったときにアドバンテージができてしまいます。このダメージをケアするためにも十分なヒール量が必要となります。この次の環境は言うまでもないラインハルトを中心としたライン編成のメタです。ライン編成は長い時間撃ち合うという性質上ヒール量は十二分に必要となります。待ちの時間が少しでもあると相手の攻撃にさらされる時間が発生するためにヒールが必要になるらしいということが見えてきました。

さて、それでは現在、ダイブメタver.2で考えてみるとあることに気付くと思います。「オールインできるんじゃないか?」。ver1ではD.Vaが弱かったのもありますが、ver2では単純にフランカーが一枚増えていますよね。ソンブラです。しかもこやつ1対1ならかなり安定して200族を狩れるうえにヒールハックで回復力の増強にもなるという驚きの性能。1サポダイブのために生まれたんじゃないのか。タンク枠はウィンストンに加え、D.Vaもいけるかもしれませんね。D.Va自体は脆いのですが、ブースターとソンブラのハックパックの親和性が鬼のように高いので実質の耐久力はかなり高くなるといわれています。DPSの残りはオールインでいくならばトレーサーゲンジでしょう。完成

ウィンストン・D.Va・トレーサー・ゲンジ・ソンブラ・ルシオ

個人的にはD.Vaはソルジャーとかでもいいのかなとか思ったりしますが、そこはお好みでしょう。戦術は徹底した先制攻撃オールイン!です。戦術の話と含めて1サポダイブの利点についても考えてみましょう。

1サポダイブでも原則は以前記事にした通りです。

多対一の原則というやつです。ただ、今回は例外的にソンブラは単独行動とさせてください。確殺コンボとハックされて帰れなくなる以外でほぼ死なないので

1サポダイブではアタッカーが5枚いるため、バディが3組できます。単独行動のソンブラとウィンストンゲンジの対高所バディ、D.Vaトレーサーの高火力バディの3組です。ここで従来のダイブ編成を振り返ってみましょう。従来ではアタッカーは4枚だったので、バディは2組しかできませんでした。1組増えてるんですよね。この1組の存在で何が変わるかというと、ダイブ編成の弱点が一つ消えます。ダイブ編成がキツイときってどんな時でしたっけ?「アンチが3枚以上いるとき」でしたよね。同時に攻撃できるバディが2組しかないので、アンチが3枚いると誰かが無茶をしなければならないという話でした。しかし、今回の場合はなんと同時攻撃できるバディが3組あります。つまり、3枚のアンチを同時に片付けることができるんです。そしてこの3枚同時攻撃というものがどういうことを意味するかというと、メインタンク1枚2サポートの編成であれば・・・言うまでもないですね、ダメージディーラーとなるサブタンクとDPSを一斉に処理することが可能です。従来であれば「んー、あいつは後回しでいいや」と後回しにしてた敵も同時に見れちゃうんです。「どれかなんて選べない!全部!」わがまま姫の気分ですね。しかも残ったのメインタンクまたはサポートはルシオによってディスエンゲージされるというおまけつき。相手のVCでは「うわ!〇〇と××が絡んできた!カバー頼む!」「無理!こっちも△△の相手してる!」「□□と☆☆に絡まれてる!きつい!」「ルシオうぜえ!!!!」となるでしょう・・・。誰かに絡んでたのに横槍入れられて倒しきれなかったというようなことはほぼなくなるでしょう。更にこちらは常に有利対面で戦い続けるので処理速度が速く、被弾が少なくなります。被弾が少なくなれば回復の必要性が無くなります。→やっぱヒーラーいらんやん。というわけです。

 

今回、思い切って記事にしてみましたが、実は構想自体は1か月ほど前からありました。Rogueの3DPSダイブをきっかけに「ダイブ編成の合理性」を追求するようになり、究極にムダを無くしたらどうなるのか?ということで考えてきました。当時から今回も1サポダイブの強みとしている3枚同時攻撃を核に研究してきました。まあでもイケるんじゃね?とは思いつつも半分冗談でしたし、「さすがに夢物語かな」と思っていたらAPEXでLW BlueやLunatic Hai、EnVyUs、Rogueといった強豪チームが続々と様々な形の1サポ編成を使っているのを見て「やっぱりアリなのでは」と思い直し、再検討してみたのが今回の記事です。時代を動かしてきたのはNIPしかり、Rogueしかり、いつでも頭のネジが飛んだようなぶっ飛んだ人たちでした。「バランス」の絶対王政の名のもとに完全に固定となりつつある2サポート体制ですが、「常識」に甘んじることなくいつでも可能性を探求し続けることが真のガチプレイヤーには必要なのではないでしょうか。近い未来、2サポートの壁をぶち壊してくれるチームが現れることを祈って今回の記事の締めとします。ありがとうございました。