OW備忘録

Overwatchの戦略など、思い付いたことを書き残しています。

アグレッシブラインのすすめ

どうも、五十鈴エルフです。

今回はダイブ編成の流行に逆らってライン編成について考えていこうと思います。特に自分が個人的に「アグレッシブライン」「半ライン」と呼んでいる少し新しいスタイルのライン編成について見ていこうと思います。

 

<アグレッシブラインのすすめ>

ここまで数回ダイブ編成について触れてきましたが、今回はライン編成についての記事です。まずはそもそもライン編成とはなんぞやというところを今一度確認してみましょう。

ライン編成とはこのブログでの個人的な呼称ではありますが、「ラインハルト(もしくはそれに近いアンカータンク)を使って前線を構築して撃ち合うことを戦略の中心とした編成」のことをライン編成と言っています(Rein compではなくLine compです)。語源?としては過去にプレイしていたアーマードコアVDでの編成の形式の一つからです。そこでは中遠距離でアドバンテージを取って、十分にアドバンテージを得られたら乱戦に持ち込む、もしくは焦れて仕掛けてきた敵を迎え撃つという形で戦います。オーバーウォッチにおてはソルジャーやロードホッグなどといった盾割りに強いキャラで前面に圧力をかけていくような戦い方が多いのが特徴ですね。

さて、そんなライン編成、ウィンストンのバフが来るまでは大いに暴れていましたが残念ながら今では見る影もありません。完全に駆逐されてしまったといっても過言ではないというのが現状です。しかし、熱心なライナー(ライン編成好きの意。今考えました)の方々はその程度ではくじけないようで、NAを中心にライン編成の新たな動きがみられるようになってきました。それが自分が「アグレッシブライン編成」と呼ぶライン編成の一種です。具体的な編成例としてはラインハルト・ロードホッグ・ソルジャー・トレーサー・ルシオ・アナといったような編成です。AMMでRogueを苦しめた唯一の存在といっても過言ではなかったSelfless Gamingが使用していた編成です。Rogueが連覇して3DPSの強さを知らしめたために陰に隠れがちでしたが、最近になってNAの大会で少しずつ熟成されてきた印象を受けます。

それでは、アグレッシブラインは通常のライン編成とどのような点で違いがあるのかを見ていきましょう。まず、通常のライン編成では駆け引きの中心はラインハルトの盾や高所に位置取るソルジャーなどからの攻撃です。D.Vaを高所のソルジャーに当たらせたり、盾を割ってフックやultをねじ込んだりするので、前面の火力勝負が試合の運びを左右するといってもよいでしょう。それに対して、アグレッシブラインの動きを見てみると、駆け引きの中心が少し変わっていて、ラインハルトの盾トレーサーの強襲の二枚に手札が増えているのが分かると思います。

状況としては、

・ラインハルトの盾があるから中距離では盾割りが必要→待ちの手は不利

・飛び込んで行くとバックラインにトレーサーが絡んでくる。加えて前衛はロードホッグが厳しい→ガン攻めは厳しい

・とりあえずまずロードホッグやろう→だから待ちは不利だって

・トレーサーを処理してから進もう→ハルトが上がってきて当たらざるを得ない

というように、相手に前後どちらを優先するかの2択を迫るところからどんどん相手が取れる行動を制限できるのが強みです。こちら側は相手の出方に対して押し引きをコントロールしてカウンターアクションを取っていく形になります。ダイブ側が主導権を握って飛び込むはずがそれをコントロールできるのですから、カウンターも容易となります。この「カウンター」というのがダイブ編成が苦手なことの一つで、ダイブ側はアビリティを使って飛び込んで行くため、そこでカウンターを食らってしまうとどうすることもできません。ザリアよりもロードホッグを優先して枠を当てているのはカウンターという点にフォーカスしているからなんですね。

この編成の中心となるキャラはラインハルト・ロードホッグ・トレーサーです。今後のアップデートでロードホッグはリーパーになったりすることもあるでしょう。とにっかうウィンストンやD.Vaに対してのプレッシャーとなるキャラクターが望ましいです。この3人をどう生かしていくか、というところで編成は決まっていくと思います。割と自由度があるのもいい点ですし、これからのアップデートが入っても戦えるんじゃないかと思います。

 

今回は以上です。

正直、この編成についてはまだ自分で納得いくほどの研究はできてない途上のものなので、これから新しい発見があるかもしれませんし、ちんぷんかんぷんなこと言ってるかもしれませんが、いつも通りあくまで参考まで、ということで一つよろしくお願いします。